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  • 執筆者の写真Toshiko Kamada

未来を思い描く力




未来を思い描くというのは、なかなか骨が折れるよね

過去から伸びてくる手が、勝手にまた同じ絵を描こうとするのだから

少し色を変えて、少し濃さを変えて、ちょっと違うタッチで

こちらもちょっとくたびれてくると、まあそれでいいかと思ってしまう。

満足はまったくいかないんだけれど


意を決して、再び真っ白いキャンバスに向かってみるものの

最初の一筆が決まらない。

最良最高を狙ってしまうものだから

すっかり新しいものを狙ってしまうものだから


思考停止


深呼吸をして、ただ自分の気持ちのままの色をそっと置いてみよう。

悪くない

勇気をかき集めるかのように

もう一度息を吸って

明日はどんな色にしたいのか、少しだけ感じ広げてそのまま色を重ねてみる。


色の厚みが勇気をふるいたたせ

次の一息で

私の腕は大きく弧を描いて

未来の地平線を色づける


その線の勢いが胸をはずませ

筆がその勢いにのって新しい色を生み、すすみ続ける


新しいタッチ


そのことが私をもう少し大胆にする

点と点が思いがけずつながる


初めての視野

可能なものが増えてくる


続けてみる

まかせてみる

未完の絵が、またその先を思い描く力になってくれる

そんなふうにまた少し力をつけながら


何度でも思い描いてみよう


それだけが未来を創る。

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