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態度を決める



アウシュビッツを生き延びた心理学者、ヴィクトール・E・フランクルの「夜と霧」を読んだ。

というか、最近、可能なものはオーディオブックで聴いているので、その淡々としたナレーターの語りを聴いた。


彼の体験した状況自体は、説明として語られて、主には人間の内側で起こることについて、心理学者ならでは観点も交えながら描写されて行く。


人間の意識がどのように機能するのか、自分自身の体験ながら、他者の言動の観察も交えて語られる内容はとても濃厚で、それが淡々とした語りにのって入って来る。


人間の意識に興味を持つ人は、きっと興味深く読まれると思うので、お薦めしたい。


聴き終えて、いま通ってきたトンネルを振り返るように内容を思い返してみると、心に残っているのは、「態度」というものの力がどれだけの違いを生むのかということ。


同じ状況下で、その人が選ぶ態度が、その次の瞬間に、その人をどこへ動かして行くのか。極限状態の中で、一瞬の決断を下す理由を、他の何にも見出せない時、どの決断をするかを決めるのは、どんな態度を選ぶか、しかない。


そんな状況に身を置いたことのない私は、あれこれの理由を並べて考えあぐねて、決断するのに十分な理由がないかのように、自分をごまかすことが多いにある。


でも、本当は、どんなにたくさんの選択肢があるように見えても、保留したほうがいいように見えても、今この瞬間をどんなものにするかは、常に自分の態度だけで決まるのかもしれない。

すでに、決まっているのかもしれない。「これ」が、今の私の態度なのだ。


ここまで書いて、ようやく「今」に戻ってきた。



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​鎌田敏子

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